自宅でできる猫の健康チェック!毎日5分で異常を早期発見する方法

自宅でできる猫の健康チェック!毎日5分で異常を早期発見する方法

健康・病気 投稿: 2025年10月24日   更新: 2026年01月14日

自宅でできる猫の健康チェック!毎日5分で異常を早期発見する方法

猫は体調不良を隠す名人

「うちの猫、最近ちょっと元気ないかも...」そう思った時には、もう症状が進んでることがあります。猫って、弱みを見せないんです。野生の本能で、「弱ってる」って思われたくない。だから、具合が悪くても、普段通りに振る舞おうとする。

飼い主が気づいた時には、「実はもう2週間前から調子悪かった」なんてこと、よくあるんです。怖いですよね。

でも、大丈夫。毎日5分、猫をよく観察すれば、小さな変化に気づけるんです。「いつもと違う」って感じる瞬間。それが、早期発見の第一歩。

「どこをチェックすればいいの?」「何が正常で、何が異常なの?」そんな疑問、ありますよね。

にゃんこDB事務局が、自宅で簡単にできる健康チェック方法を、わかりやすく詳しく解説します。難しくないですよ。毎日のちょっとした観察で、愛猫の健康を守れるんです。一緒に学んでいきましょう!

この記事は「観察方法」のガイドです。何か異常を感じたら、必ず獣医師に相談してください。自己判断での治療は危険です。

毎日の基本チェック:これだけは見て

毎日、最低限これだけはチェックしてください。時間にして5分。それだけで、大きな異常に気づけます。

食欲:いつもと同じ量を食べてる?

食欲は、健康のバロメーター。「いつも通り食べてる」なら、たぶん大丈夫。でも、変化があったら要注意。

チェックポイント:
  • 食べる量:いつもより明らかに少ない、または多い
  • 食べるスピード:ゆっくりになった、または急いで食べるようになった
  • 食べ方:片方の歯だけで噛んでる、食べこぼしが増えた
  • 好み:急に好物を食べなくなった

「昨日から全然食べない」これは、すぐ病院です。猫は、24時間以上食べないと、肝臓にダメージが出ることがあります。特に太った猫は危険。

逆に、「急に食欲が増えた」のも、実は病気のサインかもしれません。甲状腺の病気とか、糖尿病とか。「たくさん食べるから元気」じゃないんです。

飲水量:お水、たくさん飲んでない?

「最近、水をよく飲むな」って思ったら、注意。腎臓病や糖尿病の初期症状かもしれません。

観察方法:
  • 水を入れ替える時、どれくらい減ってるか見る
  • 水飲み場の前にいる時間が長くなった
  • 何度も水を飲みに行く

正確に測るのは難しいけど、「明らかに増えた」って感じたら、獣医師に相談してください。目安としては、体重1kgあたり50〜60ml/日くらいが普通。でも、季節やフードによっても変わるので、「いつもと比べて」が大事。

排泄:トイレ、ちゃんとできてる?

トイレ掃除の時、よく見てください。おしっこの色、うんちの形。これ、すごく大事な情報なんです。

おしっこチェック:
  • 回数:1日2〜4回が普通。多すぎても少なすぎても注意
  • :薄い黄色が正常。濃すぎる、赤い、透明すぎるは異常
  • :ゴルフボール大の塊が目安。極端に大きいor小さいは注意
  • 行動:トイレで鳴く、何度も入る、いきむのは危険サイン

特に注意:おしっこが全く出ない、トイレで苦しそうに鳴く。これは緊急事態です。すぐ病院へ。尿路閉塞は命に関わります。

うんちチェック:
  • 回数:1日1〜2回が普通
  • 硬さ:ティッシュでつかめるくらいが理想。下痢も便秘も要注意
  • :茶色が正常。黒い、赤い、白いは異常
  • その他:血が混じる、粘液がある、虫がいる

1日うんちが出ないくらいなら、まだ様子見でも大丈夫。でも、2〜3日出なかったら、病院に相談してください。

活動レベル:いつもと同じように動いてる?

「なんか、今日は大人しいな」「隠れてばっかりいる」こういう変化、見逃さないでください。

観察ポイント:
  • 遊び:おもちゃに反応しない、追いかけない
  • ジャンプ:高いところに登らなくなった
  • 睡眠:ずっと寝てる、または逆に落ち着かない
  • 隠れる:ベッドの下、クローゼットに入りっぱなし
  • 反応:名前を呼んでも反応が鈍い

猫は1日15〜20時間くらい寝るので、寝てること自体は正常。でも、「いつもより明らかに多い」「起きても動かない」は注意です。

週1回の詳しいチェック:全身を見る

毎日の基本チェックに加えて、週に1回は、じっくり全身を見てあげてください。ブラッシングの時間とか、膝に乗ってきた時とか。

体重測定:数字で記録する

体重、測ってますか?「見た目で分かる」って思うかもしれないけど、意外と分からないんです。特に、ゆっくりした変化は。

測り方:
  • キッチンスケールやペット用体重計を使う
  • 自分が抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引く方法でもOK
  • 週1回、同じ曜日、同じ時間に測る
  • 記録をつける(ノートでもアプリでも)

注意すべき変化:
  • 1週間で5%以上の増減(4kgの猫なら200g以上)
  • 1ヶ月で10%以上の増減
  • じわじわ減り続けてる(病気の可能性)
  • じわじわ増え続けてる(肥満のリスク)

急激な体重減少は、腎臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症、がんなど、色んな病気の可能性があります。気づいたら、獣医師に相談してください。

被毛と皮膚:触って確認

ブラッシングの時、毛だけじゃなく、皮膚も見てください。

チェックポイント:
  • 毛艶:ツヤツヤしてる?ボサボサになってない?
  • 脱毛:ハゲてる部分はない?
  • フケ:白い粉がたくさん出てる?
  • 皮膚:赤くなってる、かさぶたがある?
  • しこり:触って、変な塊がない?

猫は自分でグルーミングするので、毛が汚れること自体は少ない。でも、グルーミングしなくなると、毛がボサボサになります。これは、体調不良のサイン。口が痛い、関節が痛い、具合が悪い...何かあるんです。

しこりを見つけたら、すぐ病院へ。良性のこともあるけど、悪性腫瘍の可能性もあります。早期発見が大事。

部位別チェック:顔から順番に

顔のパーツ、一つずつ見ていきましょう。ここに異常が出やすいんです。

目:澄んでる?濁ってない?

健康な目:
  • 瞳が澄んでる(クリア)
  • 左右の瞳孔の大きさが同じ
  • 目やには少量(朝起きた時に少しあるのは正常)
  • 白目がきれい(猫の白目はあまり見えないけど)
  • まばたきが自然

異常のサイン:
  • 目やにがたくさん出る(黄色や緑色は特に注意)
  • 涙が止まらない
  • 目を細めてる、開けられない
  • 左右の瞳孔の大きさが違う(緊急)
  • 充血してる
  • 前足で目をこする

目の異常は、結膜炎、角膜潰瘍、緑内障など、色んな可能性があります。放置すると視力を失うこともあるので、早めに病院へ。

耳:中は見えますか?

猫の耳、意外とチェックしてない人多いんです。でも、けっこう病気になりやすい部分。

健康な耳:
  • 耳の中がピンク色
  • 耳垢は少量(薄い茶色)
  • 匂いはほとんどしない
  • 傷や赤みがない

異常のサイン:
  • 黒い耳垢がたくさん(耳ダニの可能性)
  • 悪臭がする
  • 頻繁に耳を掻く
  • 首を振る
  • 耳が赤く腫れてる

耳ダニは、かゆみがひどいです。猫が苦しんでるので、すぐ病院へ。治療すれば治ります。外耳炎も、放置すると悪化するので、早めの受診を。

鼻:湿ってる?乾いてる?

「猫の鼻は濡れてるのが健康」って聞いたことありますよね。でも、実は寝起きとかは乾いてることもあるので、絶対じゃないんです。

健康な鼻:
  • 適度に湿っている
  • 色は黒、ピンク、またはまだら(個体差)
  • 鼻水が出てない
  • 呼吸音が静か
  • たまにくしゃみする程度

異常のサイン:
  • 鼻水が出る(透明、黄色、血が混じる)
  • ずっと乾いてる
  • 連続でくしゃみする
  • 呼吸の時に音がする(ズーズー、ゼーゼー)
  • 鼻血が出る

猫風邪(ウイルス性上部気道感染症)は、くしゃみ、鼻水、目やにが出ます。軽症なら自然に治ることもあるけど、悪化すると肺炎になることも。様子見は2〜3日まで。良くならなかったら、病院へ。

口:臭いは大丈夫?

猫の口の中、見たことありますか?けっこう難しいですよね。無理に開けると嫌がるし。でも、たまにはチェックしてください。

健康な口:
  • 歯茎がピンク色
  • 歯が白い(黄ばみは少し)
  • 口臭は軽度
  • よだれが垂れてない
  • 普通に食べられる

異常のサイン:
  • 歯茎が赤い、腫れてる、出血してる
  • 強い口臭(腐ったような臭い)
  • 歯石がびっしり
  • よだれが多い
  • 食べにくそう、口を気にする

歯周病は、猫に多い病気。3歳以上の猫の80%が歯周病って言われてます。放置すると、歯が抜ける、顎の骨が溶ける、細菌が全身に回る...怖いです。

定期的な歯磨き(できれば毎日)と、年1回の歯科チェックをおすすめします。

足と爪:歩き方、おかしくない?

猫の歩き方、よく見てください。「なんか変だな」って思ったら、足や爪に問題があるかも。

健康な足:
  • 肉球がしっとり(乾燥しすぎてない、ベタベタしてない)
  • 爪は透明〜白っぽい
  • 歩き方が自然
  • 腫れや傷がない
  • 左右対称

異常のサイン:
  • びっこを引く(片足だけに体重をかけない)
  • 肉球がひび割れてる、出血してる
  • 爪が異常に伸びてる、巻き込んでる
  • 指の間が腫れてる、赤い
  • 爪の色が変(黒い、茶色い)

びっこを引いてたら、どこか痛いんです。骨折、捻挫、関節炎、肉球の怪我...色々考えられます。放置せず、病院へ。

高齢猫は、関節炎が多いです。「歳だから仕方ない」って思わないで。痛み止めで楽になることもあるので、獣医師に相談してください。

行動の変化:いつもと違う?

体に異常がなくても、行動が変わったら要注意。痛みや不快感を、行動で示してるのかもしれません。

食事行動の変化

さっきも書きましたが、食欲は本当に大事。もう一度強調します。

注意すべき変化:
  • 急に食べなくなった(24時間以上は危険)
  • 逆に、急に食欲が増えた(病気のサインかも)
  • 水をやたら飲む(腎臓病、糖尿病の可能性)
  • 食べ方が遅い、こぼす(口が痛い?)
  • 吐き戻しが増えた(週に2回以上は多い)

トイレ行動の変化

異常のサイン:
  • トイレ以外で排泄する(病気?ストレス?)
  • 何度もトイレに行くのに、少ししか出ない(膀胱炎?)
  • トイレで鳴く(痛みがある)
  • 排泄の姿勢が長い(便秘?尿路閉塞?)

トイレの失敗は、飼い主を困らせますよね。でも、怒らないで。猫も困ってるんです。病気のサインかもしれないので、まず病院で診てもらってください。

性格・社会的行動の変化

注意すべき変化:
  • 急に攻撃的になった(痛みがある?)
  • 過度に甘えん坊になった(不安?体調不良?)
  • 隠れて出てこない(怖い?具合悪い?)
  • 他の猫を避ける(関係悪化?病気?)
  • 遊ばなくなった(元気がない)

「性格が変わった」って感じたら、何か理由があります。環境の変化(引っ越し、新しいペット)かもしれないし、病気かもしれない。様子を見て、改善しなければ、獣医師に相談を。

呼吸のチェック:数えてみて

呼吸、意識して見たことありますか?実は、すごく大事な健康指標なんです。

正常な呼吸

猫が寝てる時に、胸の動きを見てください。1分間に何回呼吸してるか、数えてみて。

安静時の正常値:
  • 回数:20〜30回/分
  • リズム:規則的(一定のペース)
  • 音:静か(ほとんど聞こえない)
  • 努力:楽そう(苦しそうじゃない)
  • 口呼吸なし(鼻で呼吸)

異常な呼吸

こんな症状があったら、緊急です。すぐ病院へ:
  • 呼吸が速い(40回/分以上)
  • 口を開けて呼吸してる(犬じゃないのに)
  • ゼーゼー、ヒューヒュー音がする
  • お腹を大きく動かして呼吸してる(腹式呼吸)
  • 舌や歯茎が紫色(チアノーゼ。酸素不足)

呼吸困難は、命に関わります。心臓病、肺の病気、胸に水が溜まってる...色んな可能性。様子を見ずに、すぐ病院へ連れて行ってください。夜間でも、救急病院へ。

体温:熱はない?

猫の正常体温

猫の体温、知ってますか?人間より高いんです。

  • 正常:38.0〜39.2℃
  • 子猫:やや高め(39℃台も正常)
  • 測定方法:肛門に体温計を入れる(一番正確)
  • 簡易チェック:耳や肉球を触る(「いつもより熱い」と感じたら)

肛門での測定は、猫が嫌がるので、無理にやらなくていいです。でも、明らかに熱い、またはぐったりしてたら、体温を測って病院に報告すると役立ちます。

発熱は、感染症、炎症、腫瘍など、色んな原因があります。39.5℃以上は異常。40℃以上は危険。すぐ病院へ。

高齢猫の特別チェック:7歳以上は要注意

猫は7歳からシニア。人間でいうと40代くらい。「まだまだ若い」って思うかもしれないけど、健康チェックは念入りに。

認知機能:ボケてない?

猫も、歳をとると認知症になることがあります。15歳以上は特に。

認知症のサイン:
  • 夜鳴き(夜中に大声で鳴く)
  • 徘徊(目的なく歩き回る)
  • トイレの失敗(場所を忘れる)
  • 家族を認識しない(じっと見つめる、警戒する)
  • 昼夜逆転(昼は寝て、夜に活動)

認知症は治せないけど、進行を遅らせることはできます。獣医師に相談して、サプリメントや環境調整を試してみてください。

関節と運動機能:動きにくそう?

高齢猫の多くが、関節炎を持ってます。でも、猫は痛みを隠すので、気づきにくい。

関節炎のサイン:
  • ジャンプしなくなった(キャットタワーに登らない)
  • 階段を避ける(一段ずつゆっくり)
  • グルーミングが減った(届かない部分が汚れる)
  • 動きがぎこちない(起き上がる時にゆっくり)
  • 横になる時間が増えた

「歳だから仕方ない」って諦めないで。痛み止めやサプリメントで、楽になることも多いです。獣医師に相談してください。猫の生活の質が上がります。

記録をつける:大事なデータ

毎日の観察、記録してますか?「覚えてる」って思っても、意外と忘れるんです。記録があると、病院で役立ちます。

記録すべき項目

  • 体重:週1回測定して記録
  • 食事量:「いつもより少ない」とか、ざっくりでOK
  • 飲水量:「いつもより多い」とか
  • 排泄:回数、色、硬さ。異常があれば詳しく
  • 異常行動:「今日、吐いた」「目やにが多い」
  • 投薬:薬を飲ませた日時

ノートでもいいし、スマホのメモでもいい。写真を撮るのも良い方法。「この目やに、異常かな?」って思ったら、写真に撮って獣医師に見せる。

アプリも便利

ペット健康管理アプリ、色々あります。体重グラフ、写真保存、投薬アラート、複数猫の管理...便利です。

継続的な記録が、病気の早期発見につながります。「先月から少しずつ体重が減ってた」って気づけるのは、記録があるから。

獣医師に行くタイミング:いつ病院へ?

「これくらいで病院行っていいのかな?」って迷いますよね。でも、迷ったら行く。それでいいんです。

緊急受診が必要:今すぐ病院へ

こんな症状は、1分でも早く:
  • 呼吸困難(口を開けて呼吸、苦しそう)
  • 意識がない、またはぐったりしてる
  • けいれん、ひきつけ
  • 大量出血
  • おしっこが全く出ない(特にオス猫)
  • 交通事故など、明らかな外傷

これらは命に関わります。夜中でも、救急病院へ。

早めの受診推奨:24時間以内に

  • 24時間以上、全く食べない
  • 繰り返し吐く(1日に3回以上)
  • 血便、血尿
  • 明らかな痛み(触ると鳴く、隠れる)
  • 極端な行動変化(急に攻撃的、全く動かない)

「様子を見よう」と思うかもしれないけど、早期治療が大事。24時間以内に受診してください。

数日以内の受診:様子見は2〜3日まで

  • 軽い下痢(でも元気はある)
  • 1〜2回の嘔吐(その後は普通)
  • くしゃみ、軽い鼻水(でも食欲はある)
  • 少し元気がない

軽い症状なら、2〜3日様子を見てもOK。でも、改善しなかったら、病院へ。悪化したら、すぐ行ってください。

「こんなことで病院行って、怒られないかな?」って心配しないで。獣医師は、心配して連れてきてくれる飼い主さんを歓迎します。気軽に相談してください。

まとめ

毎日5分の健康チェック、習慣にしてください。

毎日チェック:
  • 食欲:いつも通り食べてる?
  • 飲水量:異常に多くない?
  • 排泄:トイレ、ちゃんとできてる?
  • 活動レベル:元気に動いてる?

週1回チェック:
  • 体重測定:増減はない?
  • 全身チェック:目、耳、鼻、口、皮膚、足

気をつけるポイント:
  • 猫は体調不良を隠す
  • 小さな変化も見逃さない
  • 記録をつける
  • 迷ったら獣医師に相談
  • 緊急時は躊躇せず病院へ

愛猫の健康を守れるのは、あなただけです。毎日の観察が、早期発見につながる。早期発見が、早期治療につながる。早期治療が、猫の命を救います。

「いつもと違う」って感じたら、それがサイン。見逃さないでください。あなたの気づきが、猫を救うんです。

難しく考えなくていいです。「今日も元気だね」って、猫を見てあげる。それだけで十分。愛情を持って観察していれば、きっと気づけます。

猫との幸せな時間を、長く続けるために。健康チェック、始めてみてください。


この記事は、にゃんこDB事務局が作成しました。健康に不安がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。この記事は医療行為の代替ではありません。

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