猫がふみふみする理由は愛情表現?モミモミ行動に隠された5つの本能
ふみふみは猫からの愛のメッセージ
猫カフェで、膝の上に乗ってきた猫。そっと座って、そして...前足で、交互に押してくる。ふみふみ。モミモミ。まるでパン生地をこねるみたいな動き。
可愛いですよね。見てるだけで、癒される。でも、ちょっと爪が痛い。「痛いけど、可愛いから許す」って気持ち、分かります?
この「ふみふみ」「モミモミ」って呼ばれる行動、実は
猫からの愛のメッセージなんです。「あなたのこと、大好き」「すごく安心してる」って伝えてるんです。
でも、なんでこんな行動をするんでしょう?理由は一つじゃないんです。実は、5つの本能が関わってる。授乳期の記憶、愛情表現、マーキング、ストレス解消、巣作り本能...全部が混ざり合って、あの可愛い「ふみふみ」になってるんです。
にゃんこDB事務局が、猫のふみふみ行動の5つの理由と、その背景にある興味深い事実を、詳しく、わかりやすく解説します。
この記事を読むために時間を使ってくださって、ありがとうございます。猫の愛情表現の秘密、一緒に探っていきましょう!
ふみふみ行動の基本:まず知っておきたいこと

「ふみふみ」って、正式には何て言うんでしょう?
正式名称:世界共通の「こねる」
学術的な名称:
- 英語:Kneading(ニーディング = パン生地をこねる)
- 日本語:踏み行動、揉み行動
- 俗称:ふみふみ、モミモミ、パン作り
面白いのが、どの国でも「こねる」「作る」って表現を使ってること。フランス語でも「パン生地をこねる」、イタリア語でも「パスタ作り」。世界中で、同じイメージなんです。
典型的な動作パターン:どんな風にやる?
- 前足を交互に押し出す:左右交互に。リズミカルに
- 爪を出したり引っ込めたりする:だから、ちょっと痛い
- ゴロゴロ音を伴う:すごく嬉しそうな音
- 目を細めて恍惚とした表情:気持ち良さそう。幸せそう
- よだれを垂らすことも:リラックスしすぎて
この一連の動作、生後間もない子猫から老猫まで、みんなやります。猫の普遍的な行動なんです。
ふみふみをする5つの理由:なぜこんなことを?
さて、本題です。猫がふみふみする理由、5つあります。
理由1:授乳期の名残 - お母さんを思い出してる
これが、一番有力な説。
子猫の時、お母さんのおっぱいを飲みますよね。あの時、前足で母猫のお腹をふみふみするんです。なぜか。母乳の出を良くするため。乳腺を刺激すると、お母さんのお乳がたくさん出る。だから、子猫は本能的にふみふみする。
授乳期のふみふみ:
- 母猫の乳腺を刺激する動作
- 母乳の分泌を促進
- 生後すぐから行う本能行動
- 「お母さん、もっとちょうだい」の合図
この記憶、大人になっても残ってるんです。だから、成猫になっても、ふみふみする。
心理的な意味:
- 母猫を思い出している
- 安心感を得る行動
- 幸福感の表現
- 子供の頃に戻ってる(退行現象)
つまり、猫がふみふみしてる時、「お母さんのおっぱい飲んでた頃、幸せだったな」って思い出してるんです。
あなたを、お母さんみたいに慕ってるってこと。嬉しいですよね。
理由2:愛情と信頼の表現 - 大好きのサイン
ふみふみは、「大好き」の合図。
飼い主へのメッセージ:
- 「あなたのこと、大好き」
- 「お母さんと同じくらい信頼してる」
- 「ここにいると、すごく安全」
- 「甘えたい気持ち、全開」
猫って、誰にでもふみふみするわけじゃないんです。信頼できる相手だけ。特別な愛情表現なんです。
ふみふみの対象:
- 飼い主の体(膝、お腹、胸)
- 柔らかい毛布
- ぬいぐるみ
- 他の猫(仲が良い場合)
もし、猫があなたの膝でふみふみしてきたら、それは最高の褒め言葉。「あなたは私の大切な人」って言ってるんです。爪が痛くても、我慢してあげてください。愛情表現なんですから。
理由3:マーキング行動 - 「これは私のもの」
ふみふみには、もう一つの顔があります。縄張りの主張。
マーキングの仕組み:
- 肉球から分泌されるフェロモン
- ふみふみしながら、匂いをつける
- 「これは私のもの」という主張
- 安心できる場所の印付け
- 他の猫への情報伝達
猫の肉球、可愛いですよね。でも、実は匂いを出してるんです。ふみふみすることで、その匂いを対象物につける。
マーキングの対象:
- お気に入りの毛布
- 飼い主の衣類
- 寝床
- ソファやクッション
つまり、猫があなたにふみふみしてる時、「この人は私のもの」ってマーキングしてるんです。独占欲の表れ。これも、愛情表現の一つですよね。
理由4:ストレス解消とリラックス - 心を落ち着かせる
ふみふみには、セラピー効果があるんです。猫にとって。
精神的な効果:
- セロトニンの分泌促進(幸せホルモン)
- ストレスホルモンの減少
- 自己鎮静化行動(自分で自分を落ち着かせる)
- 瞑想のような効果
人間がストレス解消のために深呼吸したり、ヨガしたりするのと同じ。猫は、ふみふみでストレスを解消してるんです。
ストレス時のふみふみ:
- 環境の変化があった時(引っ越しとか)
- 新しい猫が来た時
- 飼い主が長期不在だった後
- 病院から帰った後
「不安だな」「落ち着かないな」って時に、ふみふみして心を落ち着かせてるんです。
猫にとって、ふみふみは心を整える大事な行動なんです。
理由5:野生の巣作り本能 - 快適な寝床を作る
最後の理由。これは、野生時代からの名残。
祖先から受け継いだ行動:
- 草や葉を踏み固める
- 寝床を快適にする
- 危険物(石、枝など)がないか確認
- 体にフィットする形に調整
野生の猫は、草むらで寝ます。でも、そのままだと寝にくい。だから、前足でふみふみして、草を平らにする。柔らかくする。快適なベッドを作るんです。
現代の猫での表れ:
- 寝る前の儀式として
- 毛布を整える動作
- クッションの感触確認
- 「ここで寝たい」って場所作り
家猫は草むらで寝ないけど、本能として残ってる。だから、寝る前に毛布をふみふみして、「よし、ここで寝よう」って決めるんです。可愛いですよね。
ふみふみの個体差:猫によって違う

全ての猫がふみふみするわけじゃないんです。個体差があります。
猫によって異なる特徴
ふみふみの違い:
- 頻度:毎日する猫もいれば、滅多にしない猫も
- 強さ:優しく触れる程度から、力強くグイグイ押すまで
- 時間:数秒で終わる猫もいれば、30分以上続ける猫も
- 対象:特定の毛布だけにする猫、何にでもする猫
うちの猫は全然ふみふみしない、って方もいますよね。それは、その子の性格。愛情がないわけじゃないです。ただ、表現方法が違うだけ。
性格との関係
- 甘えん坊の猫:頻繁にふみふみ。毎日でも
- 独立心の強い猫:あまりしない。自立してる
- 神経質な猫:ストレス時に増える。落ち着かせるために
- のんびり屋:長時間続ける。ゆっくり、じっくり
品種による傾向
ふみふみをよくする品種:
- ラグドール:人懐っこく甘えん坊。抱っこ大好き
- ペルシャ:穏やかで愛情深い。ふみふみ率高い
- スコティッシュフォールド:温厚。甘えたがり
- メインクーン:優しい性格。人が大好き
比較的少ない品種:
- シャム:活発で独立心が強い。ふみふみより遊び優先
- アビシニアン:野性的。アクティブ
- ベンガル:エネルギッシュ。じっとしてない
ただし、個体差が大きいです。シャムでもふみふみ大好きな子もいるし、ラグドールでも全然しない子もいます。一概には言えません。
猫カフェでのふみふみ体験:してもらうコツ

「猫カフェで、ふみふみしてもらいたい!」って思いますよね。どうすればいいか。
ふみふみしてもらうための環境づくり
- 静かな時間帯を選ぶ:混雑時は避ける。平日の昼間とか
- リラックスした姿勢:緊張してると、猫も緊張する。深呼吸して
- 柔らかい素材を用意:膝掛けとか。猫が好む感触
- じっと待つ:急がず焦らず。猫のペースで
アプローチ方法:信頼関係が大事
- まず信頼関係を築く:いきなり膝に乗せようとしない
- 優しく撫でてリラックスさせる:猫が気持ち良さそうにしてるか確認
- 膝の上に誘導:無理やりじゃなく、自然に
- ゴロゴロ音が始まったらチャンス:リラックスしてる証拠
猫がゴロゴロ言い始めて、目を細めて、そして...ふみふみ開始。この瞬間、最高ですよね。「選ばれた」感じ。
ふみふみ中の注意点:やってはいけないこと
- 急に動く:びっくりして逃げちゃう
- 大声を出す:静かに。ささやくくらいで
- 無理に続けさせる:猫が止めたら、それで終わり
- 爪が痛くても急に払いのける:優しく位置をずらす
爪対策:痛いのを防ぐ
- 厚手の服を着る(デニムとか)
- 膝掛けを使用(タオルでもOK)
- タオルを膝に挟む
- 爪が刺さったら、優しく位置を調整
爪、痛いですよね。でも、それも愛情表現。「痛いけど、幸せ」って矛盾した気持ち、猫好きなら分かりますよね。
ふみふみに関する面白い事実:世界の猫たち

ふみふみについて、面白い事実があるんです。
世界各国での呼び方:こねる動作
- 英語:Making biscuits(ビスケット作り)
- フランス語:Pétrir(パン生地をこねる)
- ドイツ語:Milchtritt(ミルク踏み)
- イタリア語:Fare la pasta(パスタ作り)
どの国でも、「こねる」「作る」って表現。猫のふみふみ、世界共通で「料理してる」みたいに見えるんですね。可愛い。
ふみふみとよだれの関係:幸せの証
ふみふみしながら、よだれを垂らす猫、います。「え、よだれ?!」ってびっくりしますよね。
なぜよだれが出るのか:
- 極度のリラックス状態
- 副交感神経の活性化(リラックスモード)
- 授乳時の記憶(おっぱい飲んでた時を思い出してる)
- 幸福ホルモンの分泌
よだれは、
究極の幸せサインなんです。「もう、幸せすぎて、よだれ出ちゃう」状態。人間で言うと、美味しいもの食べて「よだれ出そう」みたいな感じ。
よだれ出されると、ちょっと困りますけど、嬉しいですよね。「こんなに幸せなんだ」って。
最長ふみふみ記録:執着心
世界には、すごいふみふみ記録があります。
- 連続45分間のふみふみ
- 1日合計3時間
- 毎日欠かさず10年間
- 同じ毛布にだけふみふみ20年
20年間、同じ毛布。すごい執着心ですよね。その毛布、きっと猫にとって宝物なんでしょうね。
ふみふみの健康効果:猫にも人にも良い
ふみふみって、実は健康に良いんです。猫にも、人間にも。
猫にとってのメリット
身体的効果:
- 筋肉のストレッチ(前足の運動)
- 血行促進(体が温まる)
- 関節の柔軟性維持(足の関節を動かす)
- 爪の手入れ(出したり引っ込めたりする練習)
精神的効果:
- ストレス軽減
- 安心感の獲得
- 幸福感の増進
- 睡眠の質向上(リラックスしてよく眠れる)
人間への影響:飼い主も幸せに
猫がふみふみしてくれると、人間も幸せになるんです。科学的に証明されてます。
飼い主が得られる効果:
- オキシトシン分泌:愛情ホルモン。赤ちゃんを抱っこした時と同じホルモン
- 血圧の低下:リラックスして、血圧が下がる
- ストレス軽減:猫の幸せが、こっちにも伝染する
- 幸福感の共有:猫と一体感を感じる
猫のふみふみ、お互いに癒し効果があるんです。Win-Winの関係。素敵ですよね。
ふみふみ行動の問題と対処:やりすぎに注意

ふみふみ、基本的には良い行動です。でも、やりすぎは問題。
過度なふみふみ:強迫的になってる?
問題となるケース:
- 強迫的に何時間も続ける(止まらない)
- 特定の物に執着しすぎる(その毛布がないとパニック)
- 自傷するほど激しい(爪が肉球に刺さる)
- 他の行動ができない(食事も忘れてふみふみ)
これは、ストレスが大きすぎる、または強迫性障害の可能性があります。
対処方法:
- 獣医師に相談:まず専門家に
- ストレス要因の除去:何が不安なのか考える
- 環境エンリッチメント:遊び道具を増やす、刺激を与える
- 遊びの時間を増やす:エネルギーを発散させる
爪による被害:痛い問題
ふみふみの爪、痛いですよね。対策があります。
予防策:
- 定期的な爪切り(2週間に1回くらい)
- 爪とぎの設置(爪を研がせる)
- 保護カバーの使用(猫用の爪カバー、売ってます)
- ふみふみ専用の毛布を用意(厚手のやつ)
年齢によるふみふみの変化:一生の付き合い
ふみふみ、年齢で変わります。
子猫期:まだ下手
- 生後すぐから開始(本能)
- 母猫の乳房に対して(ミルクのため)
- 兄弟猫にもする(練習)
- 力加減がまだ下手(爪が痛い)
成猫期:個性が確立
- 対象が広がる(毛布、飼い主、色々)
- 感情表現として定着(「好き」の合図)
- 個体差が明確に(する子、しない子)
- リラックス時に多い(夜、寝る前とか)
老猫期:少しずつ減る
- 頻度が減ることも(体力が落ちる)
- 動作がゆっくりに(関節が硬くなる)
- 特定の場所でのみ(お気に入りの場所だけ)
- 認知症の症状として増えることも(逆のパターンもある)
老猫がふみふみしてくれたら、すごく嬉しいですよね。「まだ、こんなに甘えてくれるんだ」って。大事にしてあげてください。
ふみふみを促す環境作り:もっとしてもらうために
「もっとふみふみしてほしい」って思う方、いますよね。環境を整えると、増えるかもしれません。
理想的な条件
物理的環境:
- 静かで落ち着いた空間(騒がしいとリラックスできない)
- 適温(20〜25度。暑すぎず、寒すぎず)
- 柔らかい素材(フリース、フランネル。猫が好む)
- 安全な場所(逃げ場がある。高い場所も)
心理的環境:
- ストレスフリー(大きな音、急な動きを避ける)
- 信頼できる人がいる(あなた)
- リラックスできる音楽(クラシックとか)
- 優しい声かけ(「いい子だね」って)
環境を整えても、絶対にふみふみするわけじゃないです。猫の気分次第。でも、条件を整えると、確率は上がります。
まとめ
猫のふみふみ行動、理解できましたか?
ふみふみをする5つの理由:
- 授乳期の名残:お母さんのおっぱいを思い出してる
- 愛情と信頼の表現:「大好き」のサイン
- マーキング行動:「これは私のもの」って主張
- ストレス解消:心を落ち着かせる
- 巣作り本能:快適な寝床を作る
この5つが複合的に関わって、あの可愛い「ふみふみ」になってるんです。
大事なこと:
- ふみふみは、猫が心から安心し、幸せを感じている証拠
- 信頼できる相手にしか見せない特別な行動
- 爪が痛くても、それは愛情表現だから我慢してあげて
- よだれを垂らすのは、究極の幸せサイン
- 過度なふみふみは、ストレスのサインかも。注意して
猫カフェで猫がふみふみを始めたら、それは
最高の信頼の証です。その瞬間を大切に。猫との絆を深めてください。
家で猫を飼ってる方。猫がふみふみしてきたら、優しく受け止めてあげてください。「愛されてるんだな」って実感できる、幸せな瞬間です。
この記事を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。あなたの大切な時間を使って、猫のふみふみについて学んでくださったこと、心から感謝します。
猫との特別な時間、もっと楽しんでください。ふみふみされる幸せ、たくさん味わってくださいね!
この記事は、にゃんこDB事務局が作成しました。