猫カフェで嫌われる行動ワースト10!マナー違反を避ける方法
知らず知らずのうちに、やってしまっているかもしれません
猫カフェは癒しの空間。猫たちとゆっくり過ごして、日々の疲れを忘れられる素敵な場所ですよね。でも残念なことに、マナー違反によって猫やスタッフ、他のお客さんに迷惑をかけてしまう方がいるのも事実なんです。
悪気はないんです、きっと。知識不足から、つい問題のある行動をとってしまう。「え、これダメだったの?」って後から気づくこともあります。にゃんこDB事務局が、猫カフェで絶対に避けるべき行動をワースト10のランキング形式で、そして正しい振る舞い方について、詳しく解説していきます。
ワースト10:これだけは避けて!嫌われる行動ランキング
第10位:大声で騒ぐ
友達と一緒に来たら、楽しくなって声が大きくなること、ありますよね。でも、これが猫カフェでは大問題なんです。
なぜダメなのか:
- 猫の聴覚は人間の約3倍も敏感。私たちが普通だと思う声も、猫にとっては苦痛レベル
- 大声は猫を怖がらせて、隠れてしまう原因に
- 他のお客さんも静かに過ごしたいのに、迷惑になる
- せっかくリラックスしていた猫たちが、警戒モードに入ってしまう
正しい行動:
会話は静かな声で。興奮しても、声量を抑えることを意識してください。笑い声も控えめに。BGMくらいの音量を目安にすると良いですよ。猫カフェは図書館ほど静かにする必要はありませんが、「ささやき声」を心がけましょう。
第9位:フラッシュ撮影

可愛い猫の写真、たくさん撮りたいですよね。暗い場所だとフラッシュを使いたくなる気持ち、わかります。でも、これは絶対にダメなんです。
なぜダメなのか:
- 猫の目を傷める可能性がある
- 瞳孔が急激に収縮して、猫が痛みを感じる
- 大きなストレスの原因になる
- 最悪の場合、失明のリスクもゼロではない
正しい撮影方法:
フラッシュは必ずオフにしてください。自然光を活用して、カメラのISO感度を上げて対応しましょう。動画撮影のライトも避けてください。暗くて上手く撮れなくても、猫の健康の方が大切です。
第8位:勝手に食べ物を与える
「この子、お腹空いてそう」「おやつあげたい」って思うこと、ありますよね。でも、勝手に食べ物を与えるのは危険なんです。
なぜダメなのか:
- 猫にアレルギーがあるかもしれない
- 食事管理が乱れて、肥満の原因に
- 人間の食べ物は猫に有害な成分を含むことがある
- 下痢や嘔吐を引き起こす可能性
正しい方法:
おやつをあげたいときは、お店が指定したものだけを、スタッフの指示に従ってあげてください。決められた量を守ることも大切。人間の食べ物は
絶対にNGです。
第7位:しつこく追いかける
「あの猫、可愛い!触りたい!」と思って追いかけてしまう。気持ちはわかりますが、猫にとってはこれが恐怖体験なんです。
なぜダメなのか:
- 猫にとっては捕食者に追われているような恐怖
- トラウマになって、人間が怖くなってしまう
- 追い詰められたと感じて、攻撃してくることもある
- その猫だけでなく、他の猫たちも警戒してしまう
正しいアプローチ:
猫から来てくれるのを待ちましょう。逃げたら追わない。これが鉄則です。その猫とは縁がなかったと思って、別の猫と遊ぶか、時間を置いてから再挑戦してみてください。
第6位:無理やり抱っこする

ふわふわの猫を抱きしめたい、その気持ち、よくわかります。でも、無理やりは絶対にダメ。
なぜダメなのか:
- 猫の自由を奪う行為
- パニックを起こして暴れる
- 引っかかれたり噛まれたりする危険
- 一度怖い思いをさせると、その猫との信頼関係が壊れてしまう
正しい触れ合い方:
抱っこしても良いかどうか、必ずスタッフに確認してください。猫の意思を尊重することが何より大切。嫌がったらすぐに離す。膝の上に自分から来てくれるのを待つ。これが基本です。
第5位:寝ている猫を起こす
気持ちよさそうに寝ている猫、可愛いですよね。「起こして遊びたい」「写真撮りたいから起きて」なんて思うかもしれませんが、これもNGなんです。
なぜダメなのか:
- 睡眠は猫の健康に必須で、1日16時間も寝る必要がある
- 起こされるとストレスで攻撃的になることがある
- 睡眠不足は体調不良の原因に
- 起こされた猫は、その人を警戒するようになる
正しい対応:
寝ている猫は、そっと観察するだけにしましょう。写真を撮るなら、静かに。起きるまで気長に待つか、他の起きている猫と遊んでください。寝顔もまた可愛い、そう思えるようになると、猫カフェ上級者です。
第4位:尻尾を引っ張る
これは本当に危険な行為です。絶対にやめてください。
なぜダメなのか:
- 尻尾には神経が集中していて、引っ張ると激痛を感じる
- 脊髄損傷を起こす危険性がある
- 一生の後遺症が残る可能性も
- 動物虐待に該当する犯罪行為
尻尾の正しい扱い:
絶対に引っ張らない。踏まないように注意する。触るなら、優しく撫でる程度。それでも嫌がったらすぐにやめてください。尻尾は猫のバランスを取る大切な部位で、とてもデリケートなんです。
第3位:子供を野放しにする
お子さんと一緒に猫カフェに来ること、とても良いことです。でも、保護者の方がしっかり見守らないと、大変なことになります。
なぜダメなのか:
- 子供が猫に危害を加える可能性
- 子供自身が引っかかれたり噛まれたりする怪我のリスク
- 他のお客さんに迷惑をかける
- お店の備品を壊してしまうことも
保護者の責任:
お子さんから目を離さないでください。入店前に猫カフェのルールをしっかり説明して。騒いだり走り回ったりしたら、すぐに注意する。多くのお店には年齢制限がありますので、それも守りましょう。
第2位:汚い手で触る
入店時の手洗い・消毒は、猫の健康を守るために必須です。トイレに行った後も、必ず手を洗いましょう。
衛生管理、これが意外と見落とされがちなんです。でも、とても重要。
なぜダメなのか:
- 病気の感染リスクがある
- 猫の健康を脅かす
- 食中毒の原因になることも
- 一匹に感染すると、他の猫にも感染が広がる
衛生管理:
入店時には必ず手を洗ってください。消毒液も使いましょう。トイレに行った後も手洗いを。外から病原菌を持ち込まないことが、猫カフェに来る全ての人の責任なんです。
第1位:猫を傷つける行為
これは論外です。絶対に許されない行為。
叩く、蹴る、物を投げる、わざと踏む、毛を引っ張る——これらは全て犯罪行為です。動物愛護法違反に該当します。
万が一の事故の場合:
もし誤って猫を傷つけてしまった場合は、すぐにスタッフに報告してください。誠実に謝罪して、適切に対応する。治療費の負担も覚悟してください。故意だった場合は、出入り禁止だけでなく、法的措置を取られる可能性もあります。
意外と知らない、実はNGなマナー
香水・柔軟剤の使いすぎ
「良い香りで猫カフェに行こう」と思っているなら、ちょっと待ってください。
問題点:
猫の嗅覚は人間の約14倍も敏感。私たちにとって「良い香り」でも、猫にとっては拷問レベルの強烈な匂いなんです。猫が近寄ってこない理由、もしかしたら香水のせいかもしれません。他のお客さんも、強い香りは不快に感じることがあります。
対策:
- 無香料の製品を選ぶ
- 使用するなら最小限に
- 猫カフェに行く日は、香水や香りの強い柔軟剤を控える
長時間の独占
人気の猫を独り占めしたい気持ち、わかります。でも、それは他のお客さんの迷惑になっているかもしれません。
問題行動:
- 人気猫を離さず、他の人に触らせない
- 同じ場所に何時間も居座る
- 他のお客さんの存在を無視する
- スタッフの注意を聞かない
適切な利用:
譲り合いの精神を持ちましょう。一匹の猫と遊ぶなら、30分くらいで交代するのが目安。どうしても長時間いたいなら、空いている時間帯を選んでください。
SNS投稿の問題
猫カフェで撮った写真、SNSに投稿したくなりますよね。でも、気をつけないとトラブルの元に。
よくあるトラブル:
- 他のお客さんが写り込んでいる(プライバシー侵害)
- お店の許可なく商用利用する
- 誤った情報を拡散してしまう
- ネガティブな投稿でお店の評判を傷つける
正しい投稿方法:
撮影や投稿の許可を、事前にお店に確認してください。他のお客さんが写り込んでいたら、モザイクをかける。投稿内容はポジティブに、情報は正確に。これが基本です。
スタッフが実は困っている行動
勝手な判断
善意からの行動でも、スタッフにとっては困ることがあります。
やってはいけないこと:
- 「この猫、調子悪そう」と勝手に健康診断もどきをする
- 猫を別の場所に移動させる
- ドアを開けっ放しにする(脱走の危険)
- 備品を勝手に使う
何か気になることがあったら、まずスタッフに相談してください。プロに任せるのが一番です。
ルール無視
ルールには全て理由があります。「これくらい大丈夫」は通用しません。
典型的な例:
- 飲食禁止エリアで食事をする
- 立入禁止エリアに入る
- 営業時間を守らない(閉店時間過ぎても居座る)
- スタッフの注意を聞かない
ルールは、猫の安全と全てのお客さんの快適さのためにあるんです。
正しい猫カフェの楽しみ方
入店前の準備
ちょっとした準備で、猫カフェ体験が何倍も良くなります。
チェックリスト:
- 爪を短く切っておく(猫を傷つけないため)
- 香水や強い香りの柔軟剤を控える
- 動きやすい服装で(しゃがんだり座ったりするので)
- アクセサリーを外す(猫がじゃれて危険)
基本的な心構え
これさえ覚えておけば、きっと猫にも人にも好かれます。
大切な考え方:
- 猫ファースト——猫の気持ちを最優先に
- 他者への配慮——他のお客さんやスタッフも気持ちよく
- ルールの遵守——決められたことは必ず守る
- 感謝の気持ち——猫たちとスタッフに感謝を
スタッフとのコミュニケーション
良い関係を築くことで、より楽しい時間が過ごせます。
心がけること:
- わからないことは遠慮なく質問する
- 指示には素直に従う
- 問題があれば隠さず報告する
- 帰るときは「ありがとうございました」とお礼を言う
トラブルを避けるためのコツ
事前のリサーチが大切
初めて行くお店なら、事前に調べておくと安心です。
確認しておきたいこと:
- そのお店独自のルール
- 料金システム(時間制か、フリータイムか)
- 混雑する曜日や時間帯
- 特別な注意事項(年齢制限など)
初心者の心得
初めての猫カフェ、緊張しますよね。でも大丈夫。
最初の訪問では:
- 短時間から始める(1時間くらい)
- まずは観察から入る(いきなり触ろうとしない)
- スタッフのアドバイスをよく聞く
- 無理をしない(猫が来なくても焦らない)
グレーゾーンの行動について
お店によって判断が分かれること、あります。これは大丈夫なのか、ダメなのか。迷ったら必ず確認を。
確認が必要な行為:
- 膝の上に猫を乗せて写真を撮る
- 自分の猫じゃらしを持参する
- 猫へのプレゼントを持参する
- 何時間も滞在する
迷ったら、必ずスタッフに確認してください。事前確認が、トラブルを避ける一番の方法です。
良いお客さんになるために
猫に好かれる行動
こんな振る舞いをすれば、猫たちから好かれます。
推奨される行動:
- 静かで落ち着いた態度
- 優しい声で話しかける
- ゆっくりした動き(急な動きは怖がられる)
- 猫の意思を尊重する(嫌がったらすぐやめる)
模範的なリピーターの特徴
常連さんには、こんな共通点があります。
良い常連客の特徴:
- ルールを完璧に守る
- 初めて来たお客さんをさりげなくサポートする
- 猫の体調を気遣う
- スタッフと良好な関係を築いている
こういう方々が、猫カフェを支えているんです。
文化の違いによる誤解
最近は外国人観光客も多いですよね。文化の違いから、誤解が生まれることもあります。
よくある誤解:
- 土足で入ろうとする(日本は靴を脱ぐ文化)
- 大声で会話する(文化による音量の違い)
- 写真を無断で撮影する
- チップを渡そうとする(日本にはチップ文化がない)
外国人のお客さんには、丁寧に説明することが大切です。お互いの文化を尊重しながら、楽しい時間を過ごせるように。
まとめ
猫カフェで嫌われる行動の多くは、知識不足や配慮不足から生まれています。大声で騒ぐ、フラッシュ撮影、無理な抱っこ、寝ている猫を起こす。一見些細に思える行動でも、猫にとっては大きなストレスなんです。
最も大切なのは
「猫ファースト」の精神。猫の気持ちを最優先に考えて、他のお客さんやスタッフへの配慮も忘れない。この基本さえ守れば、誰もが楽しめる素敵な猫カフェ体験ができるはずです。
ルールとマナーを守って、猫たちとの幸せな時間を過ごしてください。あなたが正しく振る舞えば、猫たちもきっと心を開いてくれます。そして、あなた自身も、より深い癒しを得られるはずです。
この記事は、にゃんこDB事務局が作成しました。