「聖なる猫」の別名にふさわしい、穏やかで愛情深い性格。ラグドールに匹敵する甘えん坊で、飼い主のそばにいることを何より好む。声は柔らかく控えめで、鳴いても静かな美しい声。シャムのような活発さは持たず、ペルシャほど受動的でもない、バランスの取れた穏やかな活動量。子供や他のペットに対して非常に寛容で、家族全員に均等に愛情を注ぐ。人見知りが少なく来客にも友好的。知能が高くしつけがしやすいが、繊細な面もあり大きな声で叱るとストレスを感じる。多頭飼いにも適応しやすく、他の猫とも穏やかに共存できる。
バーマン Birman
"聖なる猫、白い靴下を履いた神秘"
にゃんこDB事務局おすすめポイント
サファイアブルーの瞳と白いグローブ模様が神秘的な美しさを持つ「聖なる猫」。穏やかで愛情深い性格は初心者にも飼いやすく、子供や他のペットとも仲良くできる理想的な家庭猫。セミロングながら毛玉になりにくく、長毛種の中では手入れが楽。静かで鳴き声も小さくマンションにも最適。
基本データ
| 猫種名 | バーマン |
|---|---|
| 英語名 | Birman |
| 原産国 |
ミャンマー
|
| 体重 | 2.7 - 6.5 kg |
| 毛の長さ | 長毛 |
| 毛色 | ポイントカラー(シール、チョコレート、ブルー等) |
| 毛柄 | シール、ブルー、チョコレート、ライラック等ポイントカラー |
| 目の色 | サファイアブルーのみ |
| 寿命 | 12–16 年 |
| 認定団体 |
TICA
CFA
FIFe
GCCF
|
性格
特性チャート
特徴
最大の特徴は四肢の先端にある白い「グローブ」(手袋模様)。前足は「グローブ」、後足は「レース」と呼ばれる模様が甲の裏側まで伸びている。この白いグローブは品種の最も重要な特徴として厳格にジャッジされる。被毛はセミロングのシルキーな質感で、ラグドールに似ているがアンダーコートが少なく毛玉になりにくい。体型はロング&サブスタンシャルでがっしりとした体格。頭部はやや丸みを帯びた強いアゴを持ち、「ローマンノーズ」と呼ばれるまっすぐな鼻筋が特徴。目は大きく丸いサファイアブルーで、深い青色ほど高く評価される。毛色はシール、ブルー、チョコレート、ライラック等のポイントカラー。
歴史
ミャンマー(旧ビルマ)の寺院で飼われていた聖なる猫が起源とされる伝説がある。伝説では、寺院の僧侶の死に際し白い猫が金色の女神像に前足を乗せたところ、被毛が金色に変わり目がサファイアブルーに輝いたが、女神に触れていた足先だけは白いままだったという。歴史的には1919年頃にフランスにつがいが持ち込まれたのが西洋での始まりとされる。第二次世界大戦で個体数が壊滅的に減少し、わずか1ペアから復興が図られた。ペルシャやシャムとの交配も行われた。1966年にイギリスGCCFが公認、CFAは1967年に登録を開始した。WWII後の復興にはOrloffとXenia de Kaabaaの2匹が貢献した。「バーマン」は「ビルマの」を意味する。
健康面の注意事項
HCMのリスクがあるため、定期的な心臓エコー検査を推奨。FIPの発症率がやや高いとの研究報告があり、ストレスの少ない環境づくりが予防に重要。バーマン特有の好中球顆粒異常症(Birman neutrophil granulation anomaly)は外見上の異常のみで機能的には正常であり、健康には影響しない(常染色体劣性遺伝)。全体的には健康で長寿な猫種であり、年1回の定期健診で十分に管理可能。
飼育のコツ
アンダーコートが少なく毛玉になりにくいため、長毛種としては手入れが比較的楽。週2回程度のブラッシングで十分。穏やかな性格で過度な運動は不要だが、適度な遊び時間(1日10〜15分)で肥満を防止。飼い主のそばにいることを好むため、在宅時間の長い家庭が理想的。食事は高タンパクの良質なフードを適量与え、年齢に応じた栄養管理を行う。多頭飼いにも適応しやすいが、穏やかな性格の猫種との組み合わせが最適。
飼育情報
| 飼いやすさ | 普通 |
|---|---|
| 価格帯 | 20–40 万円 |
| 適した環境 |
マンション向き
ファミリー向き
多頭飼い向き
初心者向き
シニア向き
|
| かかりやすい病気 |
|
人気度・希少性
| 人気ランキング | 世界19位(2024) |
|---|---|
| レアリティ | |
| 知名度 |
豆知識
伝説: 寺院の僧侶の死に際し白い猫の足先だけが白く残ったのが白いグローブの由来。
WWII後にわずか1ペア(Orloff & Xenia de Kaabaa)から品種が復興された。
Q&A
「聖なる猫」の別名にふさわしい、穏やかで愛情深い性格。ラグドールに匹敵する甘えん坊で、飼い主のそばにいることを何より好む。声は柔らかく控えめで、鳴いても静かな美しい声。シャムのような活発さは持たず、ペルシャほど受動的でもない、バランスの取れた穏やかな活動量。
バーマンの平均寿命は12〜16年です。HCMのリスクがあるため、定期的な心臓エコー検査を推奨。FIPの発症率がやや高いとの研究報告があり、ストレスの少ない環境づくりが予防に重要。
成猫の体重は2.7〜6.5kgが目安です。
飼育難易度は「普通」です。アンダーコートが少なく毛玉になりにくいため、長毛種としては手入れが比較的楽。週2回程度のブラッシングで十分。穏やかな性格で過度な運動は不要だが、適度な遊び時間(1日10〜15分)で肥満を防止。飼い主のそばにいることを好むため、在宅時間の長い家庭が理想的。
注意すべき病気には肥大型心筋症(HCM)、多発性嚢胞腎(PKD)、猫伝染性腹膜炎(FIP)、先天性角膜皮膚様嚢胞、好中球顆粒異常症(機能は正常で健康に影響なし)があります。HCMのリスクがあるため、定期的な心臓エコー検査を推奨。FIPの発症率がやや高いとの研究報告があり、ストレスの少ない環境づくりが予防に重要。
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