「猫の王様」と称されるほど穏やかで落ち着いた性格の持ち主。活動量は少なく、静かな環境を好み、大きな声で鳴くことはほとんどない。飼い主に対しては深い愛情を示すが、過度にべったりすることはなく、適度な距離感を保つ上品さがある。知性は高いものの、好奇心旺盛に動き回るタイプではなく、お気に入りの場所でくつろぐことを好む。子供に対しては穏やかに接するが、騒がしい環境は苦手なため、静かに扱える年齢の子供がいる家庭が向いている。他の猫やペットとも争いを避ける傾向があり、多頭飼いにも比較的適応する。環境の変化にはやや敏感で、引っ越しなどにはストレスを感じやすい面がある。信頼した相手には膝の上に乗るなど甘えた一面も見せる。
ペルシャ Persian
"猫の王様、究極の長毛種"
にゃんこDB事務局おすすめポイント
美しく豊かな被毛と宝石のような大きな瞳を持つペルシャは、穏やかで物静かな性格から「究極の室内猫」と言える。激しい運動を必要とせず、飼い主のそばで静かに寄り添う姿は癒しそのもの。一人暮らしやシニア世代、マンション住まいの方にも最適で、穏やかな時間を共に過ごしたい方に心からおすすめできる猫種。
基本データ
| 猫種名 | ペルシャ |
|---|---|
| 英語名 | Persian |
| 原産国 |
イラン
|
| 体重 | 3.0 - 7.0 kg |
| 体型 | コビー |
| 毛の長さ | 長毛 |
| 毛色 | ホワイト、ブラック、レッドなど多様 |
| 毛柄 | ソリッド、タビー、バイカラー等80種以上 |
| 目の色 | 銅色、青、緑、ヘーゼル、オッドアイ |
| 寿命 | 12–17 年 |
| 認定団体 |
TICA
CFA
FIFe
GCCF
|
性格
特性チャート
特徴
最大の特徴は丸く大きな頭部と短く潰れた鼻(ブレイク)を持つ「ピークフェイス」の顔立ち。耳は小さく丸みを帯び、頭部に低く離れて配置。目は大きく丸く、毛色に応じた多彩な色が認められる。体型はコビータイプで、短く太い四肢と幅広い胸を持ち、筋肉質でずっしりとした体格。被毛はダブルコートの長毛で、絹のように細く密生しており、首周りには豊かなラフが発達。毛色・パターンは80種以上が公認。尻尾は短めで豊かな飾り毛に覆われ、体と水平に保たれる。全体的に丸みを帯びたシルエットが特徴で、「猫界の貴族」と評される。
歴史
起源は1620年代にまで遡り、イタリアの旅行家ピエトロ・デッラ・ヴァッレがペルシャ(現イラン)から長毛の猫をヨーロッパに持ち込んだのが最初の記録とされている。19世紀にイギリスで計画的な繁殖が始まり、1871年にロンドンのクリスタルパレスで開催された世界初のキャットショーにペルシャが出陳されたことで人気が急上昇した。CFAの設立(1906年)当初から登録されている最も歴史ある品種の一つ。「ペルシャ」の名はデッラ・ヴァッレが猫を入手した地域に由来する。20世紀に入りアメリカで特に人気が高まり、CFA登録数で長年トップを維持してきた。
健康面の注意事項
PKDの発症率が品種内で約30-40%と高く、遺伝子検査(PKD1検査)を繁殖前に行うことが強く推奨される。短頭種特有の鼻涙管の狭窄により涙やけが生じやすく、毎日の目元の清拭が必要。呼吸器系も弱く、高温多湿の環境では呼吸困難を起こすリスクがあるため、室温管理が重要。HCMの早期発見には年1回の心臓エコー検査が有効。長毛ゆえに毛球症のリスクも高く、日常的なブラッシングと毛球ケア用フードの併用が推奨される。年2回以上の定期健康診断を受け、腎機能・心機能・眼科のチェックを継続的に行うことが長寿の鍵。
飼育のコツ
飼育で最も重要なのは被毛のケア。最低でも1日1回、できれば朝晩2回のブラッシングを行い、毛玉の形成を防ぐ。月1〜2回のシャンプーも推奨。食事は肥満になりやすい体質を考慮し、高タンパク・低カロリーの良質なキャットフードを適量与える。運動量は少ないが、肥満防止のためキャットタワーやおもちゃで適度な運動を促す。短頭種のため暑さに弱く、夏場は室温25度前後のエアコン管理が必須。目元・鼻周りは涙や鼻水で汚れやすいため、毎日柔らかい布で拭き取る。トイレは長毛に排泄物が付きやすいため清潔を保ち、必要に応じておしり周りの毛をカットする。静かな環境を好むので、落ち着ける専用スペースを用意。
飼育情報
| 飼いやすさ | 難しい |
|---|---|
| 価格帯 | 7–75 万円 |
| 適した環境 |
マンション向き
一人暮らし向き
シニア向き
|
| かかりやすい病気 |
|
人気度・希少性
| 人気ランキング | 世界7位(2024) |
|---|---|
| レアリティ | |
| 知名度 |
豆知識
1871年クリスタルパレスの世界初キャットショーで最も注目された猫種。ヴィクトリア女王もブルーペルシャを2匹飼育。
007シリーズのブロフェルドの白猫はチンチラペルシャ。
Q&A
「猫の王様」と称されるほど穏やかで落ち着いた性格の持ち主。活動量は少なく、静かな環境を好み、大きな声で鳴くことはほとんどない。飼い主に対しては深い愛情を示すが、過度にべったりすることはなく、適度な距離感を保つ上品さがある。
ペルシャの平均寿命は12〜17年です。PKDの発症率が品種内で約30-40%と高く、遺伝子検査(PKD1検査)を繁殖前に行うことが強く推奨される。短頭種特有の鼻涙管の狭窄により涙やけが生じやすく、毎日の目元の清拭が必要。
成猫の体重は3.0〜7.0kgが目安です。体型はコビータイプです。
飼育難易度は「難しい」です。飼育で最も重要なのは被毛のケア。最低でも1日1回、できれば朝晩2回のブラッシングを行い、毛玉の形成を防ぐ。月1〜2回のシャンプーも推奨。食事は肥満になりやすい体質を考慮し、高タンパク・低カロリーの良質なキャットフードを適量与える。
注意すべき病気には多発性嚢胞腎(PKD)、肥大型心筋症(HCM)、進行性網膜萎縮症(PRA)、短頭種気道症候群、皮膚糸状菌症があります。PKDの発症率が品種内で約30-40%と高く、遺伝子検査(PKD1検査)を繁殖前に行うことが強く推奨される。短頭種特有の鼻涙管の狭窄により涙やけが生じやすく、毎日の目元の清拭が必要。
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