猫のゆっくりまばたきは“好き”のサイン?英国の研究と猫との気持ちの通わせ方

猫のゆっくりまばたきは“好き”のサイン?英国の研究と猫との気持ちの通わせ方

その他 更新: 2026年07月10日

猫とふと目が合ったとき、猫がこちらを見ながらゆっくりと目を細めて閉じることがあります。眠いのかなと思いきや、これは猫からの立派なメッセージ。海外の研究では「猫の“ほほえみ”」とも呼ばれ、人と気持ちを通わせるサインだとわかってきました。その意味と、猫と仲良くなるための使い方を紹介します。

ゆっくりまばたきは“敵意がない”の合図

猫にとって、相手の目をじっと見開いて凝視することは威嚇や緊張のサインです。逆に、ゆっくりと目を細めて閉じる仕草は「あなたを警戒していませんよ」というリラックスと親愛の表れ。人でいえば、やわらかなほほえみに近い表情だといえます。

英国の研究が示した「猫との会話」

2020年、英国のサセックス大学とポーツマス大学の研究チームが、この仕草の効果を実験で確かめ、科学誌『Scientific Reports』に発表しました。

実験は大きく2つ。ひとつは、飼い主が猫に向かってゆっくりまばたきをすると、猫も同じようにゆっくりまばたきを返しやすくなったというもの。もうひとつは、初対面の人がゆっくりまばたきをすると、無表情のときよりも猫がその人に近づいてきやすくなったというものです。ゆっくりまばたきは、種を越えて通じる“ポジティブな合図”だと示されました。

なぜ“ほほえみ”が伝わるのか

目を細めることは、視界を狭めて“無防備”になることでもあります。研究者たちは、猫が相手の前であえて無防備な表情を見せるのは「あなたを信頼しています」という気持ちの表れではないかと考えています。人どうしでも、笑うときには自然と目が細くなりますよね。種は違っても、「目もとをゆるめる=安心」という感覚は、どこか通じ合っているのかもしれません。

まばたきで気持ちを通わせる方法

  • 目が合ったら、ゆっくり:数秒かけて、やさしく目を細めて閉じます。
  • 少し待つ:猫がまばたきを返してくれたら、気持ちが通じたサインです。
  • 凝視はしない:見開いてジッと見つめるのは逆効果。威嚇と受け取られてしまいます。
  • 距離は詰めすぎない:正面から急に近づかず、横向きのゆったりした姿勢が安心感を与えます。

反対に、こんな目は“今はそっとして”のサイン

ゆっくりまばたきがリラックスの合図である一方、瞳孔がまん丸に開いて目を大きく見開いているときは、興奮や強い警戒を表します。じっと見つめたまま動かない、耳が横や後ろを向いている——そんなときは無理に近づかず、そっと距離を取ってあげましょう。まばたきの“ある・なし”を意識するだけで、猫の今の気分がぐっと読み取りやすくなります。

初対面の猫にこそ効く

この仕草は、まだ心を開いていない猫と距離を縮めたいときにこそ役立ちます。猫カフェで新しい猫と仲良くなりたいときも、ゆっくりまばたきから始めてみてください。あわせて姿勢や動作から気持ちを読み取るコツや、しっぽの動きが伝える感情を知っておくと、猫との会話がぐっと豊かになります。

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